
わたしの父親がなくなったときに使っていた腕時計です。亡くなってから10年が経つのにまだ動いています。
わたしは魂は電磁体であると思っているので、このいつまでも止まらない時計の中には父親の霊が入っているのではないかと思うようになりました。
そして、いつまでも動き続けるこの腕時計を見ていると、父親の魂を解放してあげたくなりました。
まず、火打ち石を打ち、次に時計の上で音叉を鳴らしました。741Hzです。
さらに、塩の入った容器の上に置き、音叉を鳴らし、最後に時計の上に塩を乗せて、音叉を鳴らしました。
この時の時計は9時4分を表示しています。
この時計は安価なものですが、10年間で数分しか誤差を生んでいません。
夜の9時4分です。
日付は当然誤差があります。23日です。
曜日は合っています。WEDNESDAYです。
秒針は動いています。
何度か音叉を鳴らしたのですが、時計は止まりませんでした。
わたしは止まるものだと思っていたので、
この様子を撮影したのですが、思い通りにはなりませんでした。
数日後、時計を見てみると、時計は止まっていました。
しかし、おかしいのです。
止まった時刻は23日水曜日の午前2時30分8秒。
まるで、時間がさかのぼったかのようです。
しかし、この時刻を見て、私は安心しました。
この時刻は丑三つを8秒過ぎた時刻です。
わたしは、この時刻を諸仏成道の時刻だと思っています。
ようやく、父親の魂を開放させてあげることが出来たという安堵感と、
今まで気づかなくてすまなかったという思いが交錯しました。
そして、今になってみると、
この時刻は、父親から私へのメッセージではないのかと思うのです。
汚い部屋の様子がそのまま写っていますが、
わたしにとっては
とても大事な動画となりました。
だから、今、胸いっぱいの思いを込めて、
「おとうちゃん、ありがとう」
