急に寒くなったとある日に、駅前の道を右折し、小さな橋を越え、二つ目の角を左折して、左側にあるタワーパーキングに車を入れる。75歳くらいだろうか、少し背の低い男性から駐車券をもらう。彼は以前から何かに不満を持っている。どうも家庭のことのような気がしてならない。

「クリニックですか?」と、彼はいつも尋ねてくる。
面倒なので、「うん」と、いつも子供じみた返事を返しておく。

夕刻が迫ってきて、風が尖ってきている。

わたしは、以前から考えていて、答えの出ない疑問のことを考えていた。

それは、「円が360°と決めたのは誰か」ということだ。
検索するとこんな答えが返ってくる。

「では、なぜ円は360度なのでしょうか?理由は2つあります。まず、バビロニアの天文学者は、太陽の1年が365日であることを知っていました。太陽が空の同じ場所に戻ってくるのに365日かかるからです。また、太陰暦の1年が355日であることも知っていました。月が空の同じ場所に戻ってくるのに355日かかるのだ。彼らは世界が球体であることを知っていたので、太陽と月は毎日地球の周りを1度ずつ移動すると決めていました。360は、365日の太陽年と355日の太陰年のちょうど中間に位置するので、それを選んだのです。 第二に、360は高度に合成された数字です。もしバビロニア人が円の度数として100を使っていたとしたら、9つの数字で割らないと整数にならないので、計算が非常に難しくなります。(1, 2, 4, 5, 10, 20, 25, 50, 100). 360は24個の数字で割ることができます (1, 2, 3, 4, 5, 6, 8, 9, 12, 15, 18, 20, 24, 30, 36, 40, 45, 60, 72, 90, 120, 180, 360). これにより、一般的な計算が非常にやりやすくなりました。」
https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q10289208855

バビロニアがどこにあったのかも、わたしは知らない。
バビロニアの誰が決めたのか、それも分からない。

でも、みんな円は360°だということを疑わない。

クリニックは少し混雑していて、溜息をつかずにはいられない。受付の女性は、わたしが行く度にマスクの着用のお願いをしてくる。所詮は他の患者からのクレームに対応するのが煩雑に感じられるだけだろう。その証拠に、去年はわたしはマスクなどしていなかったが、何も指摘されたことがなかった。それが、この1年くらい、毎回マスクのお願いをされる。他の患者から何か言われたのだろうと思う。長椅子に腰をかけた人たちは、みんなマスクをして、みんなスマホを眺めている。歪んだ空気がわたしの周波数を屈折させようとする。とても嫌な「場」である。


腰掛けたまま、円のことを考えた。すこーし、おかしくないか?

上に主要な角度を思い描いてみた。すると、すべての数字は足すと9になる。
これが不思議の入り口だと感じてしまう。

やがて処置室に呼ばれて、わたしはマスクを外す。SPO2と血圧を測り、採血をされる。そしてメイロンを射ち、医師に会い、処方箋をもらってクリニックを出る。黄昏時の駅前をセーラー服を着た女子高校生が何人か連れだって歩いている。白いふくらはぎが美しく寒風に浮かび上がる。

帰宅したわたしは図の一番小さな数である11.25°をさらに2で割り続けてみた。
そしてできた数字を一つずつ足してみる。
11.25×1/2=5.625→18→9
5.625×1/2=2.8125→18→9
2.8125×1/2=1.40625→18→9
1.40625×1/2=0.703125→18→9
0.703125×1/2=0.3515625→27→9

奇妙ではないだろうか?

すべてが「9」に帰結する。
さらに、18は皆さんが好きな6,6,6であり
27はそれを逆さまにした9,9,9である。

「各位の数の和が9の倍数であれば、その数は9で割り切れる」
そのことは知っている。
だから、上でできた数は、すべて9で割り切れる。

360という数は実に不思議な数だ。
しかし、問題は、なぜ、誰が、何時、円を360°にしたかということだ。


陽が落ちて、部屋の中が冷えてくる。モニターに着いた埃を何気なく払ってみる。

思えば、わたしたちは「地球の地軸は約23.4°傾いている」と学校で習ったことがある。
23.4→9
90-23.4=66.6→9
さらに太陽の質量は地球の33.3万倍だということ。→9

これほど「9」ばかり現れてくる説には、違和感を覚えてしまう
もちろんバビロニア人は太陽の質量も地球の質量も知らなかっただろうに。

地球の自転軸の傾き
公転面に直交する破線(公転面に対する法線ベクトル)に対して自転軸(実線)は約23.4度傾いている。公転面(Ecliptic)と赤道面(Celectial Equator)も同様。(Wikipedia-地軸)

地球から太陽までの平均距離は約1億4960万 kmと言われる。
しかし、この太陽の嘘は暴かれつつある。

嘘は嘘でもいい。
ただ、こうした円の角度や、太陽の質量の「設定」は誰が作成したのか。
この不思議は、わたしの思い違いかもしれない。その可能性も大いにあることは分かっている。

しかし、夢想にとらわれた心は新たな疑念を生み続けてしまうこともある。
“高度な文明が昔に存在したのか、それとも、AIが都合の良い数字を見つけているのか・・。
もしかしたら、わたしが「設定」したということまで選択肢に入れなければならないのかもしれない。”
などと。


庭に雀が来なくなった。
去年まで冬にはやってきていた目白も山から下りてこようとしない。
自然がわたしから遠ざかっていく。
HSPであるわたしは、このことだけで病を得ることもあるのだ。

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