背中にひっかき傷が出来ている。
私は体が固いので、そんなところに右手も左手も届かない。
寝ているときに、女性に手を握られることは時々あるけれど、ひっかかれたのは初めてだな。

昨晩非常に精密な夢を見た。
detective storyの映画を見ているようだった。
詳細を書く気力はないが、犯人は、イギリス人の妻だった。私はそのことを探り当てたのだが、夢の中のエルキュール・ポアロは「私の推理の先を行っている」と言ってくれた。

夢が現実なのか、現が現実なのか、誰にもわからない。
潜在意識と脳が協力して作っている。

陽水のアルバムを聞いていると、
ふいに、潜在意識を破壊したい衝動に駆られる。
自分の得た知識や経験、そして思い出などを叩き壊したくなる。
自分を正しいと思うのは病だ。
正も邪もない、善も悪もない。

わたしは、見ている。
それ以上でもそれ以下でもない。
見ているというのは一種の体験だろうと思う。
何もしないという意味ではない。
知らないことは何でも試してみる。
言いたいことがあれば、何処であろうが、相手が誰であろうが、言う。
そんな「氣」は伝わるのだろう。
わたしに男友達はいない。
でも、わたしは見ている存在だ。

先日、商店街で、真っ昼間から店先にテーブルを置いて、酒を飲みながら賑やかにやっている数人の男がいた。
わたしが、その店の前に立ち止まって、揚げたての天麩羅を覗くと、全員が静かになった。
だれも、なにも、喋らない。
わたしにとって彼らは最初からいないと同じことだから、わたしの心は揺れない。
店員が「何にしましょう?」と私に訊く。
「そんなに構えられてもね・・」と呟くと、店員は不服な氣を残して奥に引っ込む。

吐き気がする。
嫌な空間だったな。


部屋の中が蒸し暑い。
エアコンをつける。
27℃。
少し息がしやすくなる。

「氷の世界」
体の細胞の一欠片になった曲。
“毎日 吹雪 吹雪 氷の世界”
今日は窓も開けたくない。

「夕立」


マスクをしている民は無視している。
そうなると、ほとんどの人を無視していることになる。
妙な夢だ。奇怪な夢だ。

嘘ばかりの世界。
いっそのこと、ギャオスでも現れればいい。
わたしがガメラになる。
まわりくどい謀略に付き合う気はないんだ。

わたしが世界を作る。
その世界はわたしにしか見えない。
一緒に見たいなら、テーブルを挟んで、黙ってお茶でも飲みませんか?
風の行方を眺めてみませんか?

太陽はスピードを変え、月は軌道を変え、地下では奴らが騒いでいる。
驚くことはない。
いろいろなことが起きているから愉しい。

たった今から、我が電磁体を開放する作業に入ることにする。
何が起きても、愉しいんだよ。

私は経験するためにこの世に生まれてきた。
子どものときに決めたことがある。

「知らないことは何でもやってみよう」


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