「今を生きる」という。「今しか存在しない」という。
理屈はわかるが、できない。
記憶を消すことはできないし、時々その記憶にピーナッツバターをかけて、ゆっくりと舐め続けることもある。
また、若い女の子と裸でベッドに横たわってその白いお腹を見ていると、自分が時をさかのぼったような感覚に襲われることもある。
色々なことがあったし、これからも色々なことがある。
それでいいじゃないか。
死ぬときは来るのだし、私が今生きているという証などどこにもない。
認識している自分がいるだけなのかもしれないし、別の次元では違うことが起きているのかもしれない。
観察者がいないと現実は存在しない。
私は今も昔も観察者である。
しかし、目の前に出現することに喜び悲しみ憤る。
それでもいいじゃないか。
先日来、部屋でラップ音がする。
電気がショートして弾けるような音だ。
数日経っても止まらないので、
「やかましいぞ、こら」
と一喝したら、それ以後、音はしなくなった。
現実は案外面白いものかもしれない。
エルヴィーン・ルードルフ・ヨーゼフ・アレクサンダー・シュレーディンガー(オーストリア語: Erwin Rudolf Josef Alexander Schrödinger、1887年8月12日 – 1961年1月4日)は、オーストリア出身の理論物理学者。
1926年に波動形式の量子力学である「波動力学」を提唱。次いで量子力学の基本方程式であるシュレーディンガー方程式や、1935年にはシュレーディンガーの猫を提唱するなど、量子力学の発展を築き上げたことで名高い。
1933年にイギリスの理論物理学者ポール・ディラックと共に「新形式の原子理論の発見」の業績によりノーベル物理学賞を受賞した。1937年にはマックス・プランク・メダルが授与された。
(Wikipediaより引用)