シュレディンガー

観察者がいないと現実は存在しない

「今を生きる」という。「今しか存在しない」という。理屈はわかるが、できない。記憶を消すことはできないし、時々その記憶にピーナッツバターをかけて、ゆっくりと舐め続けることもある。また、若い女の子と裸でベッドに横たわってその白いお腹を見ていると、自分が時をさかのぼったような感覚に襲われることもある。