危険が指摘され始めたLED照明(ブルーライト)による人体影響、理学博士・渡邉建氏インタビュー①
という記事がある。2015年のものである。

以下に抜粋する。

そもそもブルーライトとはどういう性質のものなのだろうか。
 読者は意外に感じるかも知れないが、この点を理解するためには、電磁波とは何かを理解しなければならない。

電磁波の「電」とは電気のことである。一方、電磁波の「磁」とは、磁気のことである。

つまり電磁波とは、ごく端的に言えば、電気と磁気がその影響範囲である電磁場を作った電波の形状を描写した言葉である。「電磁波=電波」と考えてもよい。

電磁波にはさまざまな種類がある。原発のガンマ線から医療現場のエックス線、さらには携帯電話の通信に使われるマイクロ波まで、かなり細かく分類されている。その分類の基準となるのが、電波の周波数(サイクル数)である。一秒間に繰り返す波の数により、下図PDFのように分類され、ヘルツ(サイクル/秒)という単位で表示される。

これまで、ブルーライトよりも波長が短い(エネルギーがより高い)紫外線に殺菌作用があることは知られていましたが、それよりも波長が長い(エネルギーが低い)ブルーライトで、細菌どころか昆虫が死ぬことが分かったのです。これは従来の常識を覆した発見で、驚きに値します。

東北大学大学院の研究チームは、ショウジョウバエの蛹(さなぎ)に、紫から赤までのピーク波長378~702nmのLED光を放射して、羽化できずに死亡した割合を調べた。その結果、440nmと467nmの波長のブルーライトがもっとも致死率が高いことが分かった。そこで今度は、ショウジョウバエの卵、幼虫、成虫に対して467nmのブルーライトを当てたところ、いずれも「照射」により死亡した。
次に蚊の蛹にブルーライトを当てて殺虫効果を調べる実験を行った。その結果、417nmの波長のブルーライトだけが高い殺虫率を示した

こうした実験結果を踏まえて、東北大学のプレスリリースでは次のように結論づけている。

青色光は様々な昆虫種に対して殺虫効果を示します。また、その効果は卵、幼虫、蛹、成虫のいずれの発育段階でも得られます。ただし、青色光であっても効果的な波長は昆虫の種により異なっております。また、ショウジョウバエのように、ある種の昆虫にとっては、紫外線よりも青色光のほうが高い殺虫効果を示し、動物に対する光の致死効果は波長が短いほど大きいという従来の考えは当てはまらない動物種の存在が明らかになりました。 


岐阜薬科大学薬効解析学研究室の原英彰教授の研究グループは、ブルーライトが目に障害を及ぼすメカニズムを解明した。プレスリリースによると、「細胞障害の原因となる活性酸素の量は、青色LED、白色LEDの順に多く、緑色LEDでは増加」しなかった。障害の原因については、次のように述べている。

ブルーライトの波長を含むLEDを細胞に照射した際に活性酸素が増加したことによって細胞のエネルギー産生の場であるミトコンドリアが障害を受け、さらにタンパク質合成の場である小胞体に障害が起きることで、細胞障害が惹き起こされたと考えられます。 

抜粋終了。

「これまで、ブルーライトよりも波長が短い紫外線に殺菌作用があることは知られていましたが、それよりも波長が長いブルーライトで、細菌どころか昆虫が死ぬことが分かったのです。」
このことは驚きである。

やはり、生物は電磁体であるのだろう。新しい周波数は生体に影響を与える。そして細胞が被毒し、何らかの症状を起こす。

表向きは蛍光灯に含まれる水銀汚染を考えて、LEDを推進したという。それはそれで結構だが、蛍光灯器具が販売終了になったのはいただけない。わたしたちはこうして選択の自由を奪われ続けている。

また他方では、エネルギーの節約を表に出しているが、エネルギーが足りないというのは眉唾である。石油を作る微生物も発見されているし、水で走るエンジンも存在する。わたしの住む県には原発はないので、電力会社に電話をして、どこで発電しているのかを尋ねると、電話の向こうの男は一瞬口ごもった。わたしたちは嘘を刷り込まれ続けている。

https://www2.panasonic.biz/ls/lighting/conventional/fluorescent/



わたしは昨年、部屋の蛍光器具が壊れたので、仕方なくLEDの照明器具を買ったが、すぐに売ってしまった。気持ちが悪いのだ。暖色にしても違和感がある。そして、中古の蛍光灯器具を買った。しかし、数ヶ月前、町内の街灯が全てLEDに替わった。絶望感で胸が一杯になった。LEDに照らされた細い道はこの世とは思えない。

道を歩けば、車のヘッドライトが眩しすぎる。わたしは、ブルーライトをカットするという黄色いサングラスを買ったけれど、それも、どれほど効果があるのか定かではない。