Bottom / 他人の幸せを見ることは己の幸せである

深夜に友達と二人で狭い道を歩いていると、向こうから長髪の薄汚れた男が歩いてきた。右手を背中の後ろに隠すようにして、こちらの様子を上目遣いに見ている。殺気というのは分かるものだ。隣の友人もその男が包丁を背中に隠していることを直観した。そして、「おまえ、そんな光り物持たんと、喧嘩もできんか!!」と一喝した。

この完璧主義の一面には、他人から責められるのを極端に嫌う心理が働いている。そして、頭脳明晰な人ほどこの傾向に嵌りやすい。「自分は間違っていない。」「誰にも批判される理由など残していない。」実際に、無為無策で行動することなど全くないのだ。

だから、だから、いますぐ、悪魔を叩ききる剣を両手で握りしめる。波乱の浮き世は今からだ。常に今からだ。怖れるな、おもねるな。叩き切れ。

ルーレットにおけるマーチンゲールはテーブルリミットがあるから勝てない。では、モンテカルロ法やココモ法ならどうなのだろう。ココモ法が簡単だから考えてみる。

ルーレットは完全独立事象で前回の結果が次回の結果に何の影響も与えない。ベット金額の上限と下限の限界値をテーブルリミットと呼び、ネットでは最低賭金1ドル上限が500ドルくらいか。

「ツキに乗って」というと、最近の小僧はツキなどないという。なら博打などやめろといってやる。
ツキとは確率の偏りのことである。あるに決まっている。