私には宗教というものが分からない。いや、正確に言うと、聖書というものが分からない。書物はすべて疑問を携えた心で読むものだ。
しかし、うちに宗教の勧誘に来る人は、「聖書に書かれています」を切り札にして、その切り札を繰り返し使う。これでは洗脳の域を出ていないと思われる。
ギルガメシュ叙事詩から語りたいが、私はまだ十分な知識を持っていない。
これから先はいまだ私の妄想である。
エンキドゥはギルガメシュに夢の話を始めた。それは神々の会議の場であった。
そこにはアヌ、エンリル、エア、そして太陽神シャマシュが座っていた。
まずアヌがエンリルに向け口を開いた。
「天牛を殺したあの者たちは、山々に香柏を茂らせていたフンババをも殺している。この者たちのうち、一人は死なねばならぬ」
エンリルは言った。
「エンキドゥが死なねばならぬ。ギルガメシュは死んではならぬ」
シャマシュがエンリルに言った。
「罪のないエンキドゥが死なねばならないのか」
エンリルは腹を立てて言った。
「おまえは彼らの仲間のように、毎日彼らと共に行動する・・・」
-ギルガメシュ叙事詩より-

ミトラ教の神事の様子。三角形に目、となれば、今ではフリーメーソンということになるが、本来はエンキドゥ(エンキ)神が「我々、神は見ている」というメッセージだったのではないか?
エンキドゥは方舟を造り、洪水から生物を救った。それを見たエンリルは激怒したという。これはギルガメシュ叙事詩からの、聞きかじりなので、今は参考程度に聞いて欲しい。
さて、
フランス人権宣言 1789年8月26日
人間の自由と平等、人民主権、言論の自由、三権分立、所有権の神聖など17条からなるフランス革命の基本原則を記したものである。単に人権宣言(じんけんせんげん)とも呼ばれ、通常は世界人権宣言などの他の人権宣言と区別するためにフランス人権宣言と呼ばれる。 Wikipedia

この人権宣言の絵を見てもらいたい。
- 蛇のようなものが鎖につながれている。
- 上空の三角のマークはギリシァ神話のエンキドゥ(エンキ)の象徴である。
- この目はホルス神の目ではないのか。
- 槍の上にはミトラ教のフリジア帽。
- 槍はマルドックの象徴。マルドック=ギルガメシュ説もある。
フランス人権宣言はエンキ派だということだろうか。
わたしにはよく分からない。

フランス共和国 国歌「ラ・マルセイエーズ」(La Marseillaise)
行こう 祖国の子供たちよ
栄光の日が来た!
私たちに対して 暴政の
血まみれの旗が上がった
血まみれの旗が上がった
聞こえるか 戦場の
残酷な軍人のうなりが?
彼らは私たちの腕の中まで来て
私たちの息子や妻の 喉を掻き切って殺す!
武器をもて 市民よ
軍隊を組め
向かおう 向かおう!
けがれた血が
私たちの田畑をうるおすまで!
さて、ミトラのかぶっているフリジア帽。色々なところで見かける。







翻って、英国を見てみる。

エリザベス2世の紋章である。右側のユニコーンはエンキドゥの三角の象徴だろう。そして左側のライオンがエンリル。一番上に再びエンリル。エンキドゥに鎖がつけられている。
エリザベスはエンリル派だということだろう。
イギリス 国歌「女王陛下万歳」(God save the Queen)
神よ我らが慈悲深き
女王陛下を守りたまえ
我等が高貴なる女王陛下の永らえんことを
神よ我らが女王陛下を守りたまえ
勝利・幸福そして栄光を捧げよ
御代の永らえんことを
神よ我らが女王陛下を守りたまえ
おお主よ、我等が神は立ち上がり
敵を蹴散らし、潰走させ、
姑息な罠をも打ち破りたもうた
我等の望みは汝にあり
神よ我らを守りたまえ
これはひたすら君主を讚える歌である。
この話題は、図書館でギルガメシュ叙事詩を読んだ後で、また書くこととする。
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