EAを作る側としては、なんとかどんな相場にも通用するものを作ろうとする。そして、必死の努力をする。ひとつのEAを作るのに数ヶ月を費やすこともあるだろう。

 

売買のタイミング、つまりトリガーを何に託すのかを決めて、自分の裁量でトレードしてみる。うまくいく。しかし、これをEAにしようとすると、うまくいかない。

何故か。

結局は、トレンドの判断が難しすぎることと、ボラティリティに変化があるということが原因だ。完璧にトレンドがでている状態だけを選択するのはたやすいが、取引回数が激減する。評価する側はそれを好まない。損切り値の平均を出すのはたやすいが、明日の値動きの幅は分からない。EA制作者は、冥府魔道に入った拝一刀になる。(古いか・・)

結論は、相場は分からないということだ。Wトップをつけたから下がるだろうと予測しても、少し下げて一気に高値をブレイクすることもある。前回高値を上抜いたからブレイクアウトで買うと、スパイクを付けられて一気に下げられることもある。

教科書に書いてあるとおりに売買しても、利益にならないということは、人間の心にダメージを与えるだろう。よく分かる。そうして人は相場から退場していき、また新人が参入してくる。そんな世界だ。なんか書いていて辛くなってきたぞ。

・小さく負けて、大きく勝つ。
・損切りと利確の比率を決めておいて張りで勝つ。

この二つしかない。
これは、カジノも同じことだ。

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