高校は愉しかった。
黒いジーンズの上に学生服を着て、家を出る。遅刻しそうになると、途中で喫茶店に立ち寄った。喫茶店の裏口には洗濯機があり、その中に制服を放りこみ、裏口から店に入りカウンターに座る。モーニングサービスはトーストとゆで卵。少し濃いコーヒーを一口啜り、煙草に火をつける。マスターに迷惑をかけるといけないので、制服を着たまま店内で煙草を吸うなどということは決してしなかった。学校へ行くか、休んでしまうか、考えるでもなく、茫洋と煙草を吸い、ゆで卵に塩を振りかけて食べる。
ヒンドゥーの女神が手のひらで踊った夢
指先から小さな白い蛇が這ってきて女神に変身した。 女神は、手のひらから1cm程浮いたところで、見事な舞いを見せた。 ヒンドゥーの女神のようである。 わたしの手のひらで踊ったのは間違いなく彼女である。
忘却は何物にも勝る力であると感じる
「自己愛がなければ隣人愛を育めない。 自己愛が強すぎると反発して自分を嫌いな人をとことん叩く。 自己愛があまりにもないと自分を愛してくれる人を突き放してしまう。 」
日々のTweetで気になったものをいくつか並べてみました
細菌やウイルスなどは無害、 体調が全てだ。 ・病気はうつるものではなく、中から生まれる。 ・治療するとき、感染じゃなく、患者を治療すべき。 ・細菌は病的組織の原因であるというより繁殖地、つまり病的組織を求める。 ーアントニ・ベチャンプ
この世はわたしを映し出している
昨年秋まで、障害を持った男性が、杖をつきながら2頭の犬を散歩させていた。
明らかに保健所に持ち込まれたれた年老いた犬である。この2頭の犬は、男性の横をゆっくりと歩きながら、時折男性の表情を見上げていた。そして、決して男性の前を歩くことはなかった。
十月の雨
鏡に映るわたしの右目
ときどき知らない人の瞳になる