わたしが胃と十二指腸を切除したのは随分昔の話。

胃の幽門部を切除すると、食べたものが直接腸に入り、食後の血糖値スパイクを起こす。結果、食後2〜3時間で低血糖症状を起こすことがある。反応性低血糖(機能性低血糖)である。そして、糖質を再び摂取することになる、そしてスパイク、この繰り返しである。

自律神経は激しく揺さぶられ、インスリンは疲弊し、HbA1cは上がる。すると、医師は血糖降下薬を処方する。血糖降下薬は膵臓を刺激しインスリンを出させる。糖尿病の合併症というものはこのインスリンの過剰分泌が問題なのだと思われる。

長年、血糖降下薬(DDP4阻害薬)を飲みつづけていたわたしは、2019年の夏に目の異常を感じた。眼科に行くと両眼共に眼底出血を起こしていた。そして初期の緑内障も指摘された。眼底出血は何度かのレーザー治療でよくなるものの、また別の場所が出血していたりする。

そんな時に新井圭輔先生の動画に出会った。先生は「糖尿病の合併症は血糖降下薬の薬害である」と言う。そして、血糖値の高値と合併症の発生に因果関係がないことを教えてくれた。わたしはこの説を信じた。そして、DDP4阻害薬を飲むのをやめた。食事における糖質も少なくした。

その後、眼底出血はなくなり、緑内障も治癒、視力も0.4位だったものが1.2と1.5に回復した。信号機の矢印が見えなかったのが、見えるようになった。白内障は全くない。新井先生の説は正しかったのだ。

血糖値の高い人が気をつけるべきは、血糖値ではなく、インスリン分泌量なのだと思う。

痛ましいブログを見つけた。
「落下星の部屋」という。このブログを書かれていた方は50代で亡くなったらしい。
あえてリンクは貼らない。

しかしながら、血糖値が高くて病院に行くと、血糖降下薬を処方され、あるいはインスリン注射をされる。そして、活性酸素が血管にダメージを与え、様々な合併症を生む。上記のブログ主の方は、片目を失明し、足を切断され、人工透析を受けることになった・・・。

わたしが不整脈で入院していた時、隣のベッドにいた高齢の男性は、抗がん剤治療をしていた。医師は、「抗がん剤の影響で血糖値が上がっているので、インスリンを射ちましょう」と言う。しかし、食事は普通食であり、カロリーの半分以上は米である。どんぶりにご飯が入ってくる。この男性はそれを全部食べ、インスリンを射っている。栄養師は糖質など考えていない。あくまでカロリーなのだ。

わたしには分からない。

わたしは入院すると、おかずを半分食べ、ご飯はほんの一口しか食べない。そして、お膳を下げさせずに、2時間後に、残ったおかずを食べ、少しだけご飯を口に入れて、お膳を下げてもらう。急激な血糖値スパイクをなるだけ避けるためである。栄養士は2時間以上経過したものを患者に食べさせない。また、栄養士はカロリーでものを考えているので、患者が食事を半分以上食べないと、医師がブドウ糖点滴をすることになっている。

これが西洋医学なのだ。
西洋医学とは、戦場の医療である。とりあえず兵士が闘えるようになればいいのだ。

わたしは、糖尿病で長期入院している間に両腕両脚を切断された女性を知っている。お見舞いに行くたびに足が切断されたり、腕が無くなっていたり・・。それでも、医師は同じ治療を続けたのだろう。彼女は程なくして亡くなった。

これは医療ではない。

医師とは、強固に洗脳された者の集まりである。検査技師に検査をさせ、データを見て、病気を判断する。バイタルは看護婦に測らせ、患者の脈など取ろうともしない。患者を一人の人格を持った人間としては見ない。彼らの目標は検査の数値を正常とされる範囲内に収めることである。

たまに、医学の常識に疑問を抱く先生もいるが、大きな病院はそんな医師を煙たがる。

新井先生の説が全て正しいとは、現時点では言いきれないと思うが、西洋医学を鵜呑みにしては大変なことになると思われるのだ。

https://www.youtube.com/watch?v=5mi1jURKt6A&list=PL8ucZibtiQ_IfEFiHXwYLN42pI3mcvz2I&index=1

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