SELECTED ENTRIES
RECENT COMMENTS
CATEGORIES
ARCHIVES
Forex Tester2
forextester_1
FXは反復練習に限る
ブックメーカーライブベット教科書
自作FXトレードツール


MOBILE
qrcode
LINKS
PROFILE
OTHERS

08
--
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
27
28
29
30
31
--
>>
<<
--

Bottom 

裏か表か。いつもfifty-fifty。カジノの深淵を覘き見る。博打に生き様を考える。バカラ、ルーレット、麻雀、そしてFX。博打と共に一生続くか弧悲の想い。独りが好きだが、独りを哀しんでばかりいる。

-当ブログのコンテンツやバナー及び画像の無断使用を禁じます-
<< カジノでビットコインか | main | 阿佐田先生のお星様 >>
キャンプの想い出
0

    昭和の時代に今のようなしゃれたデザインのコテージがあるキャンプ場などなかった。

    中学生の頃、夏休みがくると仲のいい友達で川にキャン プに行った。女の子5人男の子5人くらいだったと思う。キャンプに行くにはテントが要る。あの頃は貸しテント屋さんがいくつかあって、夏休み前にテントを 借りる予約を入れて、当日テントと飯盒を借り、バスに乗って川原でキャンプを張った。必要なものはみんなで持ち寄ったが、その中にフォークギターがあっ た。日の高いうちは川で泳ぎ、日が傾いてくるとカレーライスを作り、夜になればキャンプファイヤーを囲んでギターを弾き、歌を歌った。なぜか、人気があっ たのが、「戦争を知らない子どもたち」ジローズの曲。



    中学校3年の時だったろうか。キャンプファイヤーの火も消し、みんなテントで眠る頃、わたしは一人の女の子と河原で並んで寝転び、満天の星を見上げていた。流れ星がいくつもいくつも空を横切っていく。

    深夜になり、二人でトイレに行ったとき、(当時のキャンプ場のトイレというのは肥溜めの上に板を張り、四方を見えないように囲んだだけのものだった)わたしは、一本の木に無数の霊魂を見た。大きな木の幹に、まさに恨めしい表情の人の顔が十、二十と張り付いているのである。これは女の子も一緒に見たので私の錯 覚ではないと思う。

    怖いね、怖かったね、と言いながら私たちは河原に戻り、興奮した心を冷ましながら満天の星のささやきを聞き続けた。相変わらず時々流れ星が次々と黒い空を裂いていく。夜空は私だった。二人で手をつないで寝転び、寝転んだ背中が河原の石で痛くなれば起きて膝を組み、何も話さなかったのか、ずーっと語り合っていたのか、わたしには記憶がない。 しかし満天の星はまぎれもなく私だった。そして山際が白み始め、一夜の青い夢が終わった。

    今、思う。
    あれは本当の出来事だったのだろうかと。
    手をつないでいたのは誰だったのだろうと。
     

    | 日々のこと | 15:04 | comments(0) | - | - |