少女

愛なんていう得体の知れない言葉は理解できない。

戀は孤悲である。 「人、土地、植物、季節などを思い慕うこと。めでいつくしむこと。」 目の前にない対象を求め慕う心情をいうが、その気持の裏側には、求める対象と共にいないことの悲しさや一人でいることの寂しさがある。その点、「万葉」で多用された「孤悲」という表記は漢籍の影響も指摘されてはいるが、当時の解釈をよく表わしている。

私の中には女性が存在する

女性の所作に美しさを感じる自分がいる。そして私は男性を基本的に嫌悪する。嫌悪するわけは、男性は社会に洗脳され迎合することが多いと感じるからだ。自分ではそう思っている。まして男性に抱かれたいなどとは一切思わないし、男と群れるのも嫌いだ。 しかし、少年期の我がヰタ・セクスアリスは、女性として破壊される性を願望していたことを思い出した。やはり、私の中には女性がいる。