パスツールの遺言 「それが間違いだった」

-参考図書-
「超」細菌の報復-抗生物質がつくりだすスーパーバグ

上記から一部抜粋させていただく。

 

「パスツールの遺言」

当初は勿論だが、晩年のパスツールはそれに満足していたのだろうか?
人は死に際に本当の事を知るという。パスツールの場合もその様だった。
彼は死に際の床で次のような言葉を語ったと言う。
 
「病原体はなんでもない。すなわち、地球がすべてである」

地球=環境

ここで「地球」と訳されているフランス語の単語は teriain 。
これは「環境」という意味にもとることが出来るそうだ。もしあなたの外部環境が健全であれば、そしてあなたの身体がよく耕された土壌の様に十分に栄養をとっていれば、あなたの病気は十分抵抗できるということなのだ。ここで一つ付け加えると内部環境を狂わす有害物を摂取していない事が大切な条件になるのであろうが。
(これは自分自身だけでなく、その親の代、そしてその祖先からの環境も含めてではあるが)

このようにパスツール自身においては、死を迎えての床でその真実が分かったようである。しかし、すでにパスツール神話は一人歩きを始めてしまっていたのだ。その後のコッホをはじめとして、病原菌は医学者により世界中で次々と発見され行った。そしてその細菌に対しての「魔法の弾丸」と呼ばれる抗生物質は人類の救世主の様に登場したのだった。一時は世界から病原菌を撲滅出来るものと錯覚するほどの戦果を挙げたのだった。(ーーと、見えただけであって事実は抗生物質の効果とは無関係にそれらの病気が自然に減少して行った事実は「危ないぞ予防接種」を参照)

というのもつかの間、次々と登場したそれらの「魔法の弾丸」は効力を失い、さらに新しい抗生物質の開発。そして耐性菌の出現、また新しい抗生物質の開発・・・と続くのであった。そして今、世界中で抗生物質の効かない超耐性菌が次々と登場して来ている。

抗生物質の開発は間に合わないのだ。というよりも、新しく出来る抗生物質には新しい耐性菌が直ぐ出現するのだ。まるでその薬剤を待ち受けているかの様に実に素早く耐性菌は現れる。あたかも「薬から菌が湧く」ごとくである。

世界の細菌学者のトップの告白では、「もう人類は細菌との戦争に勝てない事が分かった。これからは細菌との共生を考えないと人類は生き残れない」という証言が出始めているのだ。

我々人類は今大変重要な岐路に立っているようだ。このまま細菌との戦いを続け味方まで巻き込んで自滅するか。それとも敵であった細菌を根本から見直し人類との共生を考えるか。事実、細菌にとっても宿主がいるから存在し、宿主と共存共栄する細菌の方がはるかに多いのだから。

病原菌と呼ばれる細菌にしても普段はおとなしいのであって、「何かの理由」で突然繁殖して猛威をふるうと言われている。原因が外にあるか、内にあるかという見方でヒト側が対処する方法や認識が百八十度違ってくるのだ。病原外部説にしがみついてしまう人は病気は治療するものだという考え方で、自分の健康(生命)を他人である治療者(医師)に委ねてしまうことだろう。

「自分は悪くない。原因はすべて他から来る」というのだから、解決も他に任せる。

しかし、病原内部説を主とする人は予防に心を向けるだろう。故に自分の健康(生命)は自分で守る事に重点を置くことになる。治療といえども他人任せにしない。そして病気と言うものの真実が見えだして来るだろう。自分の身を他に委ねていた時に見えなかったものがゆっくりと見えだしてくる。そのとき見えない呪縛の様にまとわりついていたパスツールの亡霊から解き放たれるのだ。

もともと病原細菌説には無理があったのだ。この世から細菌を一掃しようなどという馬鹿げた考え方が始まりから間違いであったのだから。この地球は細菌たち微生物で成り立っていたのだ。

土の中や海水の中には微生物でいっぱいなのだ。世界中微生物なくして植物動物すべてのものが生存することなど不可能である。もちろん、人間の体でさえも例外ではない。人間にとっても細菌たち微生物なしでは存在などできないのだ。それを知らないで細菌を「バイ菌」と言って忌み嫌っていたのだから身の程知らずなのはヒトの方なのだ。

自分自身は細菌なのだという事実。細菌が絡み合って細胞が生きている肉体なのだから細菌によってヒトは生かされている。「細菌をやっつける!」などと叫ぶのは「自分自身をやっつける!」と叫んでいるのと同じことであったのだ。

この肉体を「無菌の存在でありたい」などという馬鹿げた願いは愚かを通り越
している。非文明人の思想を科学的思考と錯覚している野蛮人の思いでしかな
い。抗菌グッズ思想で汚染された頭にはそれが分からないのだ。菌が居ないのが清潔だと思いこんでいる。「あなたの身体のどこを覗いても細菌だらけなのだ」と聞いて驚くことはない。それが正常な身体なのだから。それでも、「すべての細菌を殺さないと気が済まない」のなら自らの命を絶つのが最良であろう。

そして細菌たちを有益菌と有害菌と分けていた愚かさにも気がつく時が来るだう。すべては内に有り。良いことばかりが内にあるのでなく、悪いと思われる事も内にあったのだ。細菌はそれに協力しただけのことである。細菌にその責任を押し付けていただけのことである。

それぞれの細菌にはそれなりの存在理由があり役割があったのだ。ただ、医学、生物学など人間の方でそれを認識できないでいただけのことである。ゆえに「有用微生物」とか「有害微生物」とかで人間の都合で区別していたのであろうが、まさか自分の方に責任があるなどとは考えたくもなかったのだ。


出発点が「細菌病原説」であったから以後の研究には見えない制限が出来てしまっていた。体内に常在する細菌が急に変身してヒトに悪さをするーーーという様に見方を位置づけられてしまったのだから本当の事が見えてこない。確かに普段は何も
ない普通の細菌が急に変身して病原菌として働くーーーーかの様に見えるだけなのだ。そこに「原因外部説」と「病原内部説」との反対の見方で違って見えるのだ。

(近年大発生しているアトピー皮膚炎、杉花粉症なども見方を変えて見ると真相が見えてくるだろうが)
さらに進んで最終的には、「病気は悪いもの」と「病気は良いもの」というところまで行き着くことだろう。それはこういうことなのだが。

病気とは外部からの攻撃(原因)で起こりそれに負けてはならない。攻撃するものの多くが微生物(でありウイルス)である。これがパスツール派の主張。

その正反対の論を言うとまったく逆のことになってしまうのだが。それはクロード・ベルナール派の内部環境説の様になるだろう。

しかし、ベルナールさえも細菌の本性までは見つけられなかったのか、細菌味方説まで説いたかどうかは不明である。そこで一つの論を付け加えてみた。(この論はすでに今から半世紀以上も前に出されていた)

病気とは内部に原因がある。しかもそれは人間にとって必要なのだ。内部の環境が崩れたのを修正する為の働きである。すると、病原とされる細菌というはどう解釈するのだろうか。まったく正反対の考え方になるのだ。

細菌はその手助けをしているーーとてもパスツール党には信じ難い話になる。

なぜ強い毒性を持つ抗生物質に耐性を持つ菌が出現するのだろうか?なぜ普段おとなしい常在菌たちが病原菌として働くのだろうか?なぜ病原菌と言われている強い菌を飲んでも発症しないのだろうか?(コレラ菌を飲んで実験した学者の例)

病原菌は何を餌にして繁殖するのだろうか?それも繁殖する時としない時があるのはなぜだろうか?そして菌が見つからないのに同じ症状の病気として発症するのはなぜだろうか?繁殖する菌はどのようにして成長し死んで行くのだろうか?最後には死滅するのはなぜだろう?いつまでも永久に増え続けていくのではないのだから。

これらの疑問に答え、驚くべきばい菌(微生物)有用説を唱えたのが岡田茂吉であった。それらの詳しい論は直接読んで貰いたいのだが、ここではパスツールが唱えた病原微生物説(ウイルスも含む病原外部説)はこの二十一世紀においては成り立たない論となった事と、すでにパスツール自身が死の床において「それが間違いだった」と告白していた事実を紹介したのである。

この事を知って医学専門家達は一度原点に戻って見直しを始めるべきだろう。そしていつかは一般の患者になり得る我々は、一人歩きしてしまった病原細菌説に固執している医師達に身を任せても良いのだろうか考えて見る必要があるだろう。なぜなら、その病原微生物説に従った医療の“攻撃性”に遭遇するのは「あなた自身」に他ならないからだ。

「飲む打つ切る曝す」この意味するところ。自分自身を攻撃される事に気がつかないのだろうか。現代医学は病原を外からの敵をみなすため、敵を攻撃するという指向性を持つ。しかしその敵の内には「我が身」も加えら得ているとは知らないのだろうか。

きっとパスツールはいまでも彼の世では楽々と眠りにつくことが出来ないでいるだろう。かつて自分が主張した論がこの世界から破棄されるまで。彼は大自然の偉大なる働き、微生物による「大調和」を見逃したのだから。

抜粋終わり。

-参考図書-
「超」細菌の報復-抗生物質がつくりだすスーパーバグ 1996/8/1
ジェフリー キャノン (著), Geoffrey Cannon (原著), 今西 二郎 (翻訳), 穂北 久美子 (翻訳)

Louis_Pasteur

ルイ・パスツール(フランス語: Louis Pasteur, 1822年12月27日1895年9月28日、パストゥールとも)は、フランス生化学者細菌学者。「科学には国境はないが、科学者には祖国がある」という言葉で知られる。王立協会外国人会員。ロベルト・コッホと共に「近代細菌学の開祖」とされる。

分子の光学異性体を発見。牛乳ワインビール腐敗を防ぐ低温での殺菌法(パスチャライゼーション(Pasteurisation・低温殺菌法とも)を開発。またワクチン予防接種という方法を開発し、狂犬病ワクチンニワトリコレラワクチンを発明している。 (Wikipedia)

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