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人々よ孤独になれ

寒い。

 

「民族は、どの民族でも、善と悪について、独自の言葉を語っている。隣の民族には、それが理解できない。民族は自らの言葉を自らの風習と掟の中で作り出したのである。
 ところが国家は、善と悪についてあらゆる言葉を駆使して、嘘をつく。国家が何を語っても、それは嘘であり、国家が何を持っていようと、それは盗んできたものだ。
 国家における一切は贋物である。盗んできた歯で、それは噛む。その臓腑までが贋物である。
善悪に関する言葉の混乱。わたしはこの徴候を、国家の徴候としてあなた方に教える。まことのこの徴候は死への意志を示す。まことに、この徴候は死の説教者たちに目くばせして、彼らを招く!
 余りにも多数のものが生まれてくる。余計な人間たちのために国家は発明されたのだ!
 どんなに国家が、かれら、多数の者を誘い寄せているかを見るがいい!どんなに国家が彼らを呑み、噛み、反芻するかを見るがいい!」

 

フリードリヒ・ニーチェ

 

「ツァラトゥストラはかく語りき」を読んだのは中学生の頃。意味など殆どわからなかったが、魂だけがすっ飛んでくる本だった。

 

ニーチェで検索してみると、平成維新軍というのが出てくる。CRISISというテレビ番組で引用されたものらしい。

平成維新軍の宣言文は

 

「国家は、善と悪について
あらゆる言葉を使い、
ウソをつく。
国家がなにを語っても、
それはウソだ。
国家がなにを持っていようと、
それは盗んだものだ
もうウソにはうんざりだ。
それはつまり、
人民からなにも盗まない国家でもある。
そのために我々は直接行動に出る。
ウソをつき、私腹を肥やす
政治家や官僚に、
我々は闘いを挑む。
そして、この闘いは我々が
根絶やしにされるまで、
終わることはないだろう。」

 

これは正論であるかもしれない。

 

私達は教育という名で洗脳され、道徳という名で縛られ、法律というどうにでも解釈できるもので逮捕される。

毎日、テレビを見て、自転車に乗りながら、電車の中で、そして寒い夜道を歩きながら、スマホを見ているものには、この事実さえ見えない。

 

人々よ孤独になれ。

そして三島由紀夫の言葉を噛みしめるがいい。

 

「この世のもっとも純粋な喜びは他人の幸福を見ることだ」

 

孤独の深淵に触れて来たことのない者にはこの意味がわからないだろう。

 

もうすぐ冬が来るのか。

今日は寒い。

 

 

 

 

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